●東京/和泉多摩川の家
テレビ朝日系渡辺篤「建もの探検」2000.9.9に放映されました。
玄関アプローチとカーポート バルコニーとOMのコレクター
玄関を広く見せるための開講部 リビングからダイニングを見る 2階バルコニー
2階キッチンとダイニング リビングからバルコニーを見る
2階リビング 2階外バルコニーと階段
1階主寝室 1階水回り
ご主人は、スタジオ写真家。そして奥さんはインテリアに大変興味をお持ちのご夫
妻。お子さんは、長男が今は幼稚園に通い、次男は設計中に誕生したご家族である。
設計するに当たって、ご夫妻でおつくりになったプレゼンテーションボードは、全て
が繊細な感性を表すものであった。設計者からすれば、「これは手強いぞ」と実感し
ないではいられなかった。
 しかしその後の設計のやりとりは、それぞれの役割が自然にできていったような気
がする。というよりは、それぞれの持ち分をわきまえると言うことであったかもしれ
ない。基本設計が終了しようというときには、大変なこだわりであった。ご自分で、
全ての部屋のスケッチを描くと同時に、さしあげた模型で、光のシミレーションをな
さっていた。
 こうした努力は、実施設計はもちろん、建材の選定時においても、留まることのな
いエネルギーを見せていただいた。 
 このような、建主との二人三脚であり、時には静かに戦い合う家づくりには、独特
の密度の濃さが結果として誕生した。
 程々にかわいい家にもかかわらず、その中に詰まっているアメニティや輝きには、
訪れるものを驚かし止まないものがある。
 この家の出発点にはOMソーラーを使いたいという思いがご夫妻にはあった。
 しかし、大きな南向きの屋根を造ってしまっては、もう一方で欲しがっている光が
不十分であることに気が付いた。その結果が、大屋根は北下がりにして、南の直射日
光を室内に取り入れ、バルコニーの屋根を利用して太陽熱を集熱するという形を生み
出していったのである。
 一軒複雑に見える屋根であるが、実際にはそれほど複雑なものではない。
 そしてこうした一連の形づくりから、キッチンとダイニングルームの上階に屋上を
造るという整理が行われた。また中庭をとることが、光を生み出し、通風環境を快適
にすることにもなっている。中庭は、隣家の窓のない壁に大きく開いている。
2階トイレ
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