丸谷随筆集

2015/7/17
簡単床暖房
日頃、OMソーラーをほとんどの家に採用しているが、コストがどうしても合わないときに、採用している床暖房の方法がある。

 床構造は、OMと同じで床下換気口を採らず、外部に対しては密閉型とする。
OMの場合、床構造は浮き床工法とし、床下には蓄熱土間コンクリートが打ってある。
 この空間に、温風を吹き込めば床暖房が実現できる。
熱源は、FF型のガスまたは石油ストーブを使う場合と、ヒートポンプエアコンの床置き型を使う場合とがある。
最近床置き型のエアコンで、暖房時と冷房時の風向を変えることができるものが発売され、暖冷房を同時にこのシステムで賄えることができるようになった。
以前はファンコイルではあったのだが、家庭用のエアコンではこのようなタイプはなかった。
 このシステムで気を付けなくてはならないことがある。
それは、冬以外の季節の対応である。
つまり床下が外部に対して、密閉構造なので、床下換気ができないという状況が生じることである。
 そのため冬以外では、タイマー運転により一日数時間は床下内の通風をとる必要がある。
春夏秋冬への考慮は絶対に欠かせない。

 実際に採用するためにはいくつかの留意点がある。
まずは、設置可能とするための床板の一部がはずれるようにしておくことである。
フィルターの点検についても、その取り外し方など十分な検討が必要である。
 とくに、上部を収納とする場合には気をつけなくてはならない。
 FF型ストーブを使う場合には、吸排気筒の配管を検討して置かなくてはならない。
以外にやっかいなことが多い。
 部屋が一部屋でなく、多室を対象とする場合には、元々風量が小さい機器なので、循環用のファンを床下
に設置しておく必要がある。
この場には、床下が太鼓状態であるため、騒音対策が同時に必要となる。