山之口 徹(ガラス)山之口絵里子(漆)
 
「ガラスと漆」展
2001年12月14日(金)〜12月26日(水)

【素材と造形を考える会 12月23日(日)17時〜19時】

 金沢には、加賀藩政の下で、茶道から能までさまざまな武士文化が江戸時代に花開いた。その伝統的な遺産が今もなお脈々と伝えられている。それは単に工芸作家が多いということだけではなく、作品を評価する目が地域に育っているということでもある。その財産はかけがいのないものである。
 ある時、こんな言葉をいただいたことがある。「金沢では、新しい作品に出会えない。枠をはずれたものは認められないから。いつの間にか自由がなくなり、格付けだけがあるように思う。だからこのような作品に出会えてとても嬉しいんです。」これは、友人の個展の会場で出会った方の言葉であった。
 これはけして金沢だけの問題ではないが、金沢らしい課題であるともいえる。だからこそ頑張って欲しい。

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