中野悟朗「青白磁に自由と優しさを」展
2002年5月10日(金)〜5月22日(水)

【素材と造形を考える会 5月11日(日)17〜19時】

青と白との間に花咲く器のおしゃべり。

土ものよりなんだかたくさんしゃべりそうな感じがする。でもそれは上品な語りなのかもしれない。
土は一見しゃべりそうにもないが、一度打ち解けてしゃべり始めると止まらなくなってしまうのかもしれない。

磁器の手触りや歯触りは、清潔であり、面がはっきりしている。土が曖昧な面を持っているのと比べると、周りとそれとが明確に分かれている。だから、ある時には強く、ある時には鋭く、人に感じさせるのだ。

磁器と土ものとは、建築で言うと、書院と数寄屋の違いのように思える。前者は、真行草の真。後者は真行草の草といえる。

いつもこういうことは明確に分かれ目があるわけではないが、傾向として性格の違いがいえると理解すればよい。
中野悟朗氏の歩みは、この磁器の真と草との行き交いにあるといえる。ある一定の真の響きを保ちながらも、使う人には草の語らいを告げてくれるのである。      ・・・以形伝心


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