椎名 勇「土の器」展
  2002年10月4日(金)〜10月16日(水)

【素材と造形を考える会 10月5日(土)17〜19時】

人の手から生まれるものだから温かい。
人の心が通っているものだからやさしい。
人が一生懸命に創っているものだから命がある。
人が自分に働きかけ、他人が使えるようにつくっているから嘘がなく真実味がある。
人がつくり出す器の周辺の風景を思い浮かべているから限りない物語が秘められている。
素材は土。土を高温で焼成することによって、土の汚れとともに余計な有機物が昇華し、純粋化される。
素材は、手によってつくられた形状を残しながら微妙に自然の原理に見合った形に整えていく。
土であった素材が、土のイメージを残しながら、新しい素材に生まれ変わっている。
柔軟な構造はなくなり、固定化された形状へと変身してしまう。その残された形は、素材自身であり作家自身でもある。            

在形得心


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