宮原千奈「うるしうるわし」展
2001年10月19日(金)〜10月31日(水)

【素材と造形を考える会 10月27日(土)17〜19時】
 縄文遺跡から生き生きとした表情で漆が語っているのです。
 何と不思議な素材でしょうか。木の樹液であるのに、これほど大きな可能性と特徴を持っている素材。何千年という人類の歩みとともに身近にあった素材でした。
 硬いようで、軟らかい。テカテカに光るかと思うと、鈍い地照りも持ち合わせている。
 ハレとケの正反対の生活の場を行き来できる不思議な素材です。箔押しや螺鈿では接着剤として役立ち、乾漆では硬い骨材として役立っている。自然界にさらされる中では防腐剤の役目もしている。美しさと堅牢さを兼ね備えた不思議な素材、それが漆です。
 この漆の世界に育ち、漆の語り部を天命と自覚した女性がいる。その女性が、精魂込めて創り上げた企画漆器「家族の食卓」を皆様方にご紹介いたします。飯椀、汁碗、皿、鉢、盆、箸などをかたちづくりました。
 その女性は宮原千奈。木曽平沢の産です。
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